深谷・籠原「和食処 伊達乃家」で特選海鮮丼と馬刺し。昔からの友人3人で飲んだ夜

深谷・籠原「和食処 伊達乃家」で特選海鮮丼と馬刺し。昔からの友人3人で飲んだ夜

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8月9日は飲み会だった。とはいっても、今回は酒を浴びるような会ではない。昔からの友人2人と、うまいものを食べながら近況を話す夜だ。

一人は古い将棋の知り合い。もう一人は中学と高校が同じ友人で、昔からのマラソン仲間でもある。しかもこの二人はどちらも市役所勤務。俺は共通の友人という形で、ときどき三人で集まっている。

今回の店は、将棋の友人が「いつも台所にしている」という和食処 伊達乃家。海鮮丼や定食を普段の夕食に食べていて、とても美味しいとのことだった。そう聞いたら期待するしかない。実際、かなり美味しかった。

♟️ 一昨年くらいに再会した将棋の知り合い

将棋の友人とは、一昨年あたりに久しぶりに再会した。それをきっかけに、去年くらいまでは俺もそこそこ将棋にまた取り組んでいた。

ただ、上達の壁にはしっかりぶち当たった。熱心さが足りないと言えばそれまでなのだが、去年は仕事をしながらそれなりに将棋にも時間を使っていた。たぶん1日1時間くらいは取り組んでいたと思う。

それでも、その友人の周りにいる将棋仲間はレベルが高い。生涯の趣味として将棋にかなりの時間を捧げているような人も多い。俺も高校生くらいの頃は相当熱心に将棋をやっていたが、今は同じ物量で勉強するのはなかなか難しい。何をどう勉強するかという部分も含めて、昔みたいにはいかない。

仕事もあるし、家族もいるし、ほかにもやりたいことがある。昔と同じ趣味でも、使える時間と熱量は変わる。将棋そのものが嫌いになったわけではないが、今の生活の中でどこまでやるのかは難しいところだ。

🏃 中学・高校が一緒だった友人はマラソン仲間

もう一人は中学と高校が同じ友人で、マラソン仲間でもある。結婚前は地元の大会に年1回くらい一緒に出て、それ以外の大会にも参加していた。千葉や新潟まで遠征したこともある。

あの頃が一番付き合いの濃かった時期だったと思う。大会へ出るとなれば移動も含めて一日時間を使うし、遠征ならもっと時間がかかる。まだお互いに身軽だったからできた遊び方だった。

今はどちらも結婚して、地元以外のマラソン大会へ一緒に遠征するのはなかなか難しい。地元の大会ですら最近は都合が合わず、一緒に参加できていない。

以前ほど会わなくなって、少しずつ疎遠になっている感じはある。それでも、完全に縁が切れるわけではなく、ときどきこうして三人で集まってワイワイできるのはいいことだ。

🍶 18時、友人の「いつもの台所」伊達乃家へ

集合は18時。将棋の友人が普段から夕食に使っているという「和食処 伊達乃家」に入った。

あとでネットでも調べてみると、住所は埼玉県深谷市東方3346-27で、籠原駅から約900m。旧中山道沿いにある小さめの和食処だ。2026年8月時点の掲載情報では、月・火・金・土・日は11時〜14時と17時〜22時、木曜は夜のみ、水曜定休となっている。営業時間は変わることもあるので、行く前に最新情報を確認した方がいい。

入った頃にいたお客さんは、一人飲みで来ている人が一人。その後、子供連れの家族が1組、カップルが1組入ってきた。途中は俺たちも話に夢中だったので、ほかにも入れ替わりがあったかもしれない。

俺が確認できた範囲では、カウンターが5席くらいと、4人用のテーブル席が2つ。奥にもう少し席があるのかもしれないが、少なくとも大箱の居酒屋という雰囲気ではない。一人飯でも家族の夕食でも、二人での食事でも、今回みたいな友人同士の飲み会でも使えそうな店だった。

年配のご夫婦で営んでいるようで、優しそうな奥さんが料理を丁寧に運んできてくれた。料理はおやっさんが一人で作っているように見えた。そのせいか提供時間は若干長め。ただ、出てくる料理を見ると、回転率を上げるというより、ちゃんと手をかけてコスパよく食べてもらおうとしている店なのかな、と俺には感じた。

メニューにはうなぎの蒲焼まであった。あれも注文が入ったらおやっさんが都度焼くのだろうか。そこまで一人でやっているなら、そりゃ多少時間はかかるだろうな、と気になった。

🔎 あとで調べると、定食から酒のつまみまで守備範囲が広い

伊達乃家は海鮮丼だけの店ではなく、かなり守備範囲が広い。刺身定食1,580円、天ぷら定食1,580円、銀鱈照焼定食1,580円、とんかつ定食1,480円、豚生姜焼定食1,100円、まぐろかつ定食1,100円、鶏唐揚げ定食990円、大海老フライ定食2,200円など、魚も肉も揚げ物もある。

丼物も天丼1,580円、かつ丼1,200円、特選海鮮丼2,200円、海鮮漬け丼1,200円、鉄火とろろ丼1,200円など。炒飯、雑炊、お茶漬け、焼きおにぎりまである。

さらに刺身盛り合わせ、天ぷら盛り合わせ、銀だら照焼き、厚焼き玉子、手作りしゅうまい、まぐろ山かけなどの一品料理があり、ほたるいか沖漬け、チャンジャ、いか唐揚げ、鶏皮ねぎま、揚げ出し豆腐、冷やっこ、枝豆、漬物類など330円のおつまみもかなり多い。

これなら友人が「いつも台所にしている」というのも分かる。今日は海鮮丼、明日は生姜焼き、別の日は唐揚げ、ちょっと飲む日は330円のつまみを足す、みたいな使い方ができる。

ネット上の口コミはまだ多くない。2026年の食べ歩き記事では新店として紹介されていて、まぐろかつや天ぷら、海老・牡蠣フライなどを評価する声も見つかった。口コミの数だけで人気店と断言する段階ではないが、少なくとも「ちゃんと料理して出す和食処」という印象は、今回俺たちが食べた料理とも一致していた。

🐟 3人とも特選海鮮丼2,200円を注文

最初は瓶ビールをちょこちょこ飲みながら、お通しで軽くスタートした。そして主役として頼んだのが特選海鮮丼2,200円。

3人とも同じものを頼んだ。友人が「海鮮丼が一番おすすめ」と言ったからだ。普段その友人は、もう少し安い方の海鮮丼も食べているらしく、そちらも美味しいとのこと。それでも今回は一番おすすめの特選を勧めてきた。

和食処 伊達乃家の特選海鮮丼と味噌汁、小鉢、漬物

出てきた時点で、これはかなり強い。丼のほかに味噌汁、漬物、小鉢まで付いていて、海鮮丼そのものもネタでご飯がほとんど見えない。酒の締めに軽く食べるご飯ものではなく、完全にこれ単体で主役の食事だ。

俺はこの日、昼飯を抜いていた。そこに少し酒も入っていたので、いつもより食欲は多めだったと思う。それでも「かなりボリュームがある」と感じた。

エビやサーモン、マグロ、ウニなどが盛られた特選海鮮丼

アップで見るとさらに分かりやすい。エビ、サーモン、マグロ、ブリ、ウニ、ネギトロ、しらすなどがびっしり。魚は厚めに切られていて、特にサーモンと、たぶんブリだと思う魚が絶品だった。

ただし、俺の舌で魚種を完璧に判別できるわけではない。ブリだと思って食べていたものが本当にブリかは怪しい。そこは断言しないでおく。うまかったことだけは間違いない。

ウニだけは少し磯っぽさを感じた。ここは以前、熱海で食べたウニの方が明確に上だった。何でも「全部最高」ではない。海鮮丼全体としてはかなり満足したが、ウニ単体なら熱海の勝ちだ。

2,200円なので普段の飯としては贅沢。ただ、「今日はちょっといいものを食べよう」という日なら全然払える値段だと思う。このクラスの厚切りの刺身を居酒屋で一品ずつ頼んだら、もっと高くなるはずだ。量まで考えれば納得感はかなりある。

🌊 熱海で海鮮を食べずに帰ってきた友人の気合い

そして、この海鮮丼を一番おすすめしてきた友人の気合いがなかなかだった。なんとその日の朝まで熱海へ旅行に行っていたらしい。

熱海といえば海鮮がうまい。それなのに、夜にこの飲み会があるからという理由で、向こうでは海鮮を食べずにフライ定食で済ませてきたという。伊達乃家で海鮮を食べるために、熱海で海鮮を温存してきた。気合いが半端じゃない。

それだけ普段からこの店の海鮮を気に入っているということなのだろう。だからといって「伊達乃家の海鮮は熱海より上」とまでは俺には言えない。俺自身、以前熱海へ行ったときは漁師の漬け丼を美味しく食べたが、考えてみると熱海で普通の刺身をどっさり載せた海鮮丼を食べ比べた経験はほとんどない。

熱海は漬けの海鮮を食べた記憶が強い。だから単純比較はできない。ただ、熱海帰りの友人が海鮮を我慢してまで伊達乃家に備えていた、という事実だけでこの店への信頼度は十分伝わる。

🥩 つまみの一番は、見た目からきれいな馬刺し

海鮮丼をしっかり一人前食べたあとも、まだ終わらない。追加で馬刺し、牛タンのつくね焼き、マグロの唐揚げを頼んだ。

馬刺しとマグロの唐揚げは3人でシェア。牛タンのつくね焼きだけは3皿頼んで、一人一皿ずつ食べた。

脂がきれいに入った和食処 伊達乃家の馬刺し

俺の中で、この日の追加料理の一番は馬刺しだった。値段に差がある料理を単純に比べるのもどうかとは思うが、それでも一番美味しかったのはこれだ。

写真で見ても分かる通り、脂がきれいに入っている。口に入れるとちゃんと噛みごたえがあるのに、舌触りは優しい。噛んでいると脂の甘さが出てきて、見た目どおりの満足感だった。

海鮮丼もかなり良かったが、この馬刺しは「もう一回食べたい」と素直に思った。

🐮 牛タンつくねは「なるほど、確かに牛タン」

和食処 伊達乃家の牛タンつくね焼き

牛タンのつくね焼きは、ひと口食べて「なるほど」と思う味だった。確かに牛タンだ。普通の鶏つくねとは違って、牛タンっぽさがちゃんとある。

ただ、俺としては「牛タンをつくねにしちゃうのはちょっと勿体ないな」という感想にもなった。せっかく牛タンなら、そのまま焼いた牛タンとして食べたくなる。まずいわけではない。むしろ牛タンらしさが分かるからこそ、そう思った。

メニューには牛タン定食もあった。それを見ながら三人で「ここの料理人、仙台出身なんじゃないか?」なんて話にもなった。もちろん完全にその場の雑談で、実際の出身地を確認したわけではない。店名も伊達乃家だし、牛タンもあるし、そういう話題になっただけだ。

🍺 熱々のマグロ唐揚げで生ビールをおかわり

マグロの唐揚げは熱々だった。そこに醤油をかけて、少ししょっぱめにして食べると、完全に「ザ・酒のつまみ」になる。

これでビールが進んでしまい、生ビールをおかわりした。最初は瓶ビールをちょこちょこ飲んでいて、追加は生ビールをガッツリ。とはいえ、この日は酒は浅めだった。

飲み会なら刺身でしょ、というのは分かる。でも俺たちは最初から海鮮丼を一人一杯食べている。海鮮丼はご飯ものだ。どう考えても今回は「飲んだくれの会」ではなく、「うまいものを食べる会」だった。

💴 海鮮丼から追加料理と酒まで食べて1人4,650円

会計は一人4,650円だった。

特選海鮮丼2,200円を一人一杯。馬刺しとマグロ唐揚げをシェア。牛タンつくねは一人一皿。そして瓶ビールと生ビール。これだけ食べて4,650円なら、俺としてはかなり納得できる。

もちろん海鮮丼だけ見れば贅沢だ。でも飲み放題の居酒屋へ行って、そこから料理を何品も頼むより、この日は安く済んだ感覚がある。酒を2杯程度にして、料理へお金を使ったからこその金額だ。

ご夫婦二人で営んでいるように見えて、料理は一品ずつしっかりしている。利益を最大化するというより、手間をかけてコスパよく料理を出してくれているように俺には感じた。もちろんこれは店側に聞いた話ではなく、実際に食べてみた俺の印象だ。

提供時間は少し長めだったが、おやっさんが一人でこれだけ幅広い料理を作っているなら納得できる。時間に追われてサッと食べる店というより、ゆっくり食事を楽しむ日に向いていると思う。

⛈️ 途中からすごい雷雨。20時半の雨雲の隙間で解散

食事をしながら、市役所勤務の二人ならではの仕事の話や地元の話、最近どうしているかという近況、マラソン、将棋と、いろいろな話題が行ったり来たりした。

誰か一人の話を延々と聞くというより、それぞれ違う接点を持つ三人の話題が重なっていく感じだった。将棋の話から地元の話になったり、昔のマラソンの話から今の生活の話になったり。そんな感じで普通に楽しかった。

ところが途中から外はすごい雷雨になった。このままだと帰るときにびしょ濡れになる。そこで雨雲レーダーを確認すると、20時30分ごろにちょうど雲の隙間ができて、一度雨が上がりそうだった。

じゃあ、そのタイミングで帰ろうということになり、20時半ごろに解散。予報どおり雨は止んでいて、無事に濡れずに帰れた。

ただし安心してのんびりしている場合でもない。もう少しすると再び雨雲がやってくる予報だったので、三人ともいそいそと帰宅した。

まあ、雨が降っていなかったとしても、たぶんそのくらいの時間で普通に解散していたと思う。18時から20時半まで約2時間半。今の三人には、そのくらいの軽さがちょうどいい。

🎮 帰宅後は妻に感謝しつつ、それぞれゲーム

帰宅したら、まずは子供たちを見ていてくれた妻に感謝。俺が友人と外で飯を食べている間、家のことをやってくれていた。

そこからは、それぞれ夜を楽しんだ。妻は「ぽこ あ ポケモン」。俺は「ELDEN RING NIGHTREIGN」で野良PTを組み、「深き夜」に潜った。

ここは今回の記事の主役ではないので短めにしておく。深き夜は勝敗でレートが増減する高難度モードで、俺は最初の一戦で完全に戦犯になった。

相手は常夜の王「喰らいつく顎」。俺にとっては何度も練習していて、比較的余裕を持って戦えるはずの相手だった。ところがアルコールが入っていたせいか俺がやられ、俺を蘇生しようとした仲間までやられて、そのまま総崩れ。これは完全に俺が悪い。

普段ならもっと普通に戦える相手なのに、こういうところでしくじる。やっぱり酒が入った状態でレート戦をやるものではない。

とはいえ、その後は3連勝。最初の敗北で落としたレートを元に戻して、満足して寝た。最後だけ見ると帳尻は合った。

🍚 飲んだくれるより、うまいものを食べた夜だった

高校生の頃みたいに将棋へ全力投球するのは難しい。結婚前みたいに友人と県外のマラソン大会へ気軽に遠征するのも難しい。昔と同じ付き合い方はできなくなった。

でも、付き合い方が変わったからといって、友人関係までなくなるわけではない。たまに三人で集まって、近況や昔の趣味の話をしながら、うまいものを食べて2時間半くらいで解散する。今はそれくらいでも十分楽しい。

そして今回の伊達乃家は、飲み会の店というより完全にグルメの店として当たりだった。厚切りの特選海鮮丼、脂の甘さを楽しめた馬刺し、確かに牛タンだったつくね、熱々のマグロ唐揚げ。酒は浅めなのに、食事の満足度はかなり高かった。

特に馬刺しはまた食べたい。友人が「いつもの台所」にしている理由も分かった気がする。次に行くなら、普段友人が食べている安い方の海鮮丼も気になるし、牛タン定食も食べてみたい。うなぎの蒲焼をおやっさんが本当に都度焼いているのかも、ちょっと見てみたい。

昔ほど頻繁に会えなくても、飯を食べながら2時間くらい話すだけなら案外できる。しばらく会っていない友人がいるなら、まずは気軽に飯でも誘ってみるといい。長い一日を使わなくても、十分いい夜になる。


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